この2つの風光明媚な滝には、十日市場と夏狩の大湧水群の水が流れ、10メートルの高さから 柄杓流川へと流れ込んでいます。言い伝えによると、この2つの滝は、昔、ここで亡くなった、太郎と次郎という、2人の兄弟にちなんで名付けられました。2人は生きていくために、ものを盗み、怒った村人が隠れ家を見つけると、逃げ出しました。追いかけられて慌てたため、兄弟は崖から落ちてしまいました。太郎が落ちた場所は太郎滝、次郎が落ちた場所は次郎滝として知られるようになりました。
柄杓流川は、文字通りだと「柄杓の流れ」を意味し、これにも古い言い伝えがあります。ある時、神が、富士山の麓にある河口湖に柄杓を落としました。柄杓の柄は、湖の底に穴を開け、そこから、この川の源流がある、近くの三つ峠へと水が流れる水路を作りました。そこから、この川は太郎・次郎滝を通って、最終的には桂川と合流しています。
< この解説文は観光庁の地域観光資源の多言語解説整備支援事業で作成しました>
太郎・次郎滝
・最寄駅:富士急行線 東桂駅(徒歩15分)
・所在地:上夏狩公民館向かいの細い路地を入って100mほど歩いたところ
・駐車場:都留市夏狩1800-1(10台駐車可)
<駐車場への行き方>
1.国道139号線の都留市東桂交差点(すき家前)を東桂駅側に曲がる。
2.線路下のトンネルと高速道路の高架下をくぐり抜け、分岐を左に曲がる。
(下記地図の★が駐車場で、●が路地入口)
※耕雲院の駐車場(下記地図▲)も利用することができます。
(利用の際はお寺の方に一声おかけください。)
駐車場
耕雲院入口