登山には危険はつきものです。近年、登山家の増加に伴い、遭難事故も増加しています。登山計画をしっかり立て、マナーを守って行動しましょう。
■登山の前の日に行うとよいこと
①天候並びに気圧配置の確認
②登山計画書への記入と提出
万一の遭難時の捜索や救助活動に備えて、登山計画書を早い時期に、家族、所属山岳会、学校、勤務先、警察署等に提出してください。登山計画書を作成することが、安全な登山につながります。
詳しくは下記のURLを参考にしてください。
http://www.pref.yamanashi.jp/police/p_tiiki/sangaku/teishutuhouhou.html
③登山(山岳)保険への加入
④日頃のトレーニングと健康診断
■行動の原則
①登山経験が豊富で統率力のある人をリーダーに選定
②「早立ち」「早着き」が原則
③パーティを組む(単独登山は危険です)
■装備
①歩行
地形図(2万5千分の1)、コンパス、救急具、時計、雨具(セパレートタイプレインコート)、ヘルメット、ヘッドライト、ラジオ、クマよけ鈴、ザック(日帰りであれば30㍑目安)、帽子、手袋、登山靴
②行動食
体内GI値を上げ、体力維持・回復が期待できるチョコレート、飴、並びに炭水化物でつくられたせんべい・お菓子等
③服装
4月~11月:上下、軽量で温度調節がしやすいもの
12月~3月:風や低温から身を守るフリース、アウター
④冬期(12月~3月)
1,000m級の山々とはいえ、冬期は凍結、積雪、残雪があります。軽アイゼンは必須。積雪がある場合はアイゼンがおススメ。
■高山植物等の保護
高山植物等の採取は禁止されています。
■登山ルートと案内板
①ルートは天候などにより悪化している箇所があります。軽度な箇所については整備をお願いします。
②案内板を基準にして登山をせず、あくまで地形図とコンパスで位置を確認しながら登山を楽しんでください。
■その他
①持ち込んだゴミは必ず持ち帰り、自然を大切にしましょう。
②不測の事態に備えて、救急法・運搬等の技術や知識を身に付けておきましょう。
③気象状況をたえず把握し、気象の変化に応じた行動をとりましょう。
<登山中の6つの危険>
①道迷い
登り口・分岐点には要注意!複数人で登山する場合は、分岐点で後続を待ちましょう。
②転倒・転落・滑落
危険な場所ほどゆっくり歩きましょう。ロープなどの安全補助具を活用しましょう。
③危険な野生生物
熊・スズメバチ・漆類には注意しましょう。
④体調(脱水症・低体温症)
事前のトレーニングと水分補給は忘れずに行いましょう。
⑤凍傷
冬季には要注意!装備品の確実な携行を心掛けましょう。
⑥落石・火山ガス・火山噴火・落雷・鉄砲水・雪崩・崩落
常に不測の事態を想定して行動しましょう。
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[…] 登山へ行く前に必ず「登山の注意事項」をチェックしましょう。 […]