凛たる美駒「将棋の駒」展をミュージアム都留で開催しています。
全国初!江戸時代から昭和までの名駒を一堂に集めた将棋の名駒展!
将棋における駒の存在は長年「将棋の道具の一つ」でしかありませんでしたが江戸時代末期~明治時代初期に現在の駒の製法の基礎が確立され、明治時代に近代駒師の祖といわれる豊島龍山の登場により一大変革期を迎えることとなりました。
龍山はこれまで使用されてこなかった、強く際立つ木目や光の加減によって浮き出る杢(もく)に対して「虎杢(とらもく)」 「赤柾(あかまさ)」と個別に命名することによって付加価値をつけ、宝石のように輝く木地、墨書のように盛り上げられた美しい漆をして将棋の駒を芸術品へと昇華させました。
本企画展では、富士駒の会共催、日本将棋連盟後援の下、国内の将棋の駒の研究者・収集家にご協力いただき、全国初といえる名駒を一堂に集めた美術工芸品展として将棋の駒の奥深さをご紹介するとともに、本市在住の駒師である寉峯氏、その師である富月氏が主催する富士駒の会所属作家の現代駒を通して現代に受け継がれる駒の世界をご紹介いたします。
問合せ先:ミュージアム都留 ☎0554-45-8008