ミュージアム都留は、訪れる人に都留市の歴史や文化を紹介する目的で、1999年に設立されました。常設展の見どころは、1万年以上前に最初にここに定住した、先史時代の縄文人の遺跡や、16世紀に城下町として栄えた谷村の繁栄を物語る地元の工芸品です。また、様々な事柄についても知ることができます。例えば、町を通る主な交通路を警護する上で、勝山城が果たした役割、1603年の全国統一後の平和な時代に盛んになった絹取引、1683年に5か月間この町に滞在した、有名な俳人、松尾芭蕉(1644~1694)など。滞在中、芭蕉が詠んだ、たくさんの都留の句は、市の誇りです。
この博物館には、音声、映像、文字による説明、ジオラマのような、マルチメディアを駆使した展示があります。メインとなる展示品は、都留の祭りで使う美しい屋台の1台です。これは、毎年9月に開かれる八朔祭の間、市の通りを手で引いていく、木製の巨大な屋台で、都留市の誇りです。葛飾北斎(1760~1849)のような、19世紀の著名な画家が下絵を描いた、見事な幕が特徴です。また、この博物館の見どころには、地元出身の現代画家、増田誠の絵の常設企画展もあります。飾らない日常生活を思い起こさせる作品です。
< この解説文は観光庁の地域観光資源の多言語解説整備支援事業で作成しました>
ミュージアム都留
・開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
・休館日:毎週月曜日、祝日の翌日(注意:月曜日が祝日の場合は開館し翌日の火曜日は休館)、年末年始(12月29日から1月3日)
特別展 | 企画展・常設展 | |
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一般 | 600円(420円) | 300円(210円) |
高校生・大学生 | 400円(280円) | 200円(140円) |
小学生・中学生 | 200円(140円) | 100円(70円) |
カッコ内は20名以上の団体、及びJAF会員割引適用料金
・問合せ:0554-45-8008
※詳細は都留市ホームページでご確認ください。