この神社は、14世紀の護良親王(もりながしんのう)の御首級という、非常に珍しい崇拝の対象を祀っていることでよく知られています。 この護良親王は、有力な戦士である足利直義に対抗し、結果的に現在の東京近くで捕らえられ、鎌倉で斬首されてしまいました。 執行時にその場にいた皇女は、頭を布に包んで逃げ出し、最終的に都留に到着しそこで亡くなりました。 17世紀初頭、護良親王の顔を再構成するため、この御首級は、漆とおがくずの層で覆われ、磨かれた水晶が目として挿入されました。 そのすばらしい職人技に加え、長い間崇拝されてきたことから、護良親王の御首級は市の文化財に指定されました。 この御首級は毎年1月15日に展示されます。
石船神社は、ムササビが生息する場所としても知られています。この夜行性の動物は神社の周りの木々の中に住み、夕方になると食べ物を探しまわります。 ムササビが人々の近くに生息している地域は稀なので、神社への訪問は、ムササビを観察する良い機会にもなります。
< この解説文は観光庁の地域観光資源の多言語解説整備支援事業で作成しました>
石船神社
・住所:都留市朝日馬場442