権威ある大宰府天満宮の分社であるこの大宰府天神社についての最も初期の記述から、この神社が15世紀初頭には既に存在していたことがわかります。 この神社は何度か再建されました。地元の有力者であった天野伴蔵は、1837年に失火したこの歴史ある神社のために資金を調達し、1864年に再建を実現させました。現在の構造はその時以来のものです。
ここに祀られている霊は、今から千年以上前に活躍していた学者・政治家の菅原道真(845-903年)の霊です。 今日、道真は学問の神として崇拝され、試験で良い成績を収めることができるよう祈願する人々がこの神社を訪れます。
神社は、有名な熟練職人の小沢半兵衛とその養子の福田藤衛門の彫刻によって、美しい外観を有しています。今でも、多くの神社や寺院で彼らの絶妙な彫刻を見ることができます。特にこの大宰府天神社のための彫刻は、最高のものと言われています。神社の建物の前面には、雲の中の龍を始め様々な動物が彫られており、両側面にはツル、ニワトリ、ウサギ、トラが彫られています。さらに、建物後部には中国古典文学上の2つの場面が大きく彫られています。それらは非常に複雑な作品で、完成まで数年かかりました。
< この解説文は観光庁の地域観光資源の多言語解説整備支援事業で作成しました>
大宰府天神社
住所:都留市境950