昔、この寺院が現在立っている敷地は、13世紀から16世紀にかけてこの地域を統治した小山田氏の別荘がありました。 小山田氏の後、新しく統治者となった鳥居元忠は、感貞大和尚としても知られている高僧の生誉上人の人柄に感激して、古い別荘を寺院に改装することにしました。徳川家康将軍が巡見の時、生誉上人に対面を申し入れましたが、病を理由に会いませんでした。家康は元忠を使いとして、郡内地域の宗務を統括することを薦めたが、生誉上人は英名を嫌い承諾しませんでしたので、茶壺一口を下賜したと言い伝えられています。この壺は今も寺に保管されています。
寺は数世紀に渡って数回失火しましたが、現在の本堂は1725年に再建されました。都留にある、日付の確認できる最古の礼拝堂として、また県内で最高の寺として知られています。
長安寺
・住所:都留市上谷3丁目6−30