夏季はツキノワグマが活発に活動する時期になるため、予期せぬ遭遇による危険があります。
山梨県内では令和2年9月10日(甲州市)でツキノワグマに襲われる人身被害が発生しました。
都留市内の登山道でも子熊の目撃情報が寄せられています。
登山やトレッキング、ハイキングなどで山林に立ち入る際は、熊除け対策などじゅうぶんにご注意ください。
クマとの遭遇を未然に防ぐには
クマの主要な生息地域では季節、時刻にかかわらず、不意に遭遇する機会がないとは言えません。登山やレジャーなどで山奥に入る場合は、事前にその地域のクマの生息情報を確認しておくことが重要でしょう。
周囲に注意をしましょう
- なるべく二人以上で行動し、時々周囲に注意をくばりましょう。
- 笹藪などの見通しが利かない場所には不用意に入りこないように注意しましょう。
クマに自分の存在を知らせましょう
- 鈴をつけたり、ラジオをかけるなど、音のなるものを身につけましょう。
クマの出没情報に気を付けましょう
- 出没情報のあったところには、なるべく近づかないようにしましょう。
- 悪天候、夕暮れ時等の視界が悪い時、川や沢などの近くの音がある場所では互いに接近にするまで気がつかないことがあります。
クマをおびき寄せないように気を付けましょう
- 食品やごみは必ず持ち帰り、クマに人の食べ物、匂いに慣れさせないようにしましょう。
クマに遭遇してしまったら
なにより、あわてず、さわがず、落ち着いて状況を見ましょう。
クマがこちらに気づいて"いない"場合
- ゆっくりとクマから見えない場所まで離れましょう。
- 走らない 走って逃げるなどして、不要な刺激を与えないようにしましょう。
クマがこちらに気づいて"いる"場合
- 周囲に気を配りながら、背中を見せず、ゆっくりと後退しましょう。
- 走らない
走って逃げるなどして、不要な刺激を与えないようにしましょう。
子グマでも近づかない
- 子グマだけがいるように見えても、近くに母グマがいる可能性が高いうえ、子グマを守るために神経質になっていることが多いため、非常に危険です。
落ち着いて、速やかその場を離れましょう。